テノホビルでB型肝炎母子感染は予防できない
Tenofovir versus Placebo to Prevent Perinatal Transmission of Hepatitis B

カテゴリー
生活習慣病
ジャーナル名
The New England Journal of Medicine
年月
March 2018
378
開始ページ
911

背景

B型肝炎ウイルス量が高い妊婦に対する胎児感染リスク低減には決め手が欠けている。タイChiang Mai UniversityのJourdainらは、HBeAg陽性・ALT60IU/L以下の妊婦331名を対象として、テノホビル(TDF)の効果を検証するRCTを行った(対照:placebo)。一次エンドポイントは、生後6ヶ月時点での児のHBsAg陽性である。なお、両群とも生児にはHBVワクチンとHBIgが投与された。

結論

TDFの一次エンドポイント無効を確認した。有害事象に有意差は認められなかった。

評価

同処置の有益性が示されていたため行われた決定のための大規模検証だったが、失敗した。矛盾の原因は不明であり、これが結論とは言えないかもしれない。

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取り上げる主なジャーナル(生活習慣病)

Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)