COVID-19へのデキサメタゾン、12 mgと6 mgで差なし:COVID STEROID 2試験
Effect of 12 mg vs 6 mg of Dexamethasone on the Number of Days Alive Without Life Support in Adults With COVID-19 and Severe Hypoxemia: The COVID STEROID 2 Randomized Trial
背景
COVID-19重症患者に対してはデキサメタゾンが標準治療となっているが、その用量については複数の選択肢が併存している。COVID STEROID 2 Randomized Trialグループは、2020年8月〜2021年5月にインド・欧州の26施設で、10 L/分以上の酸素投与または人工呼吸器を必要とする重症以上COVID-19患者を対象に、一日12 mgまたは6 mgのデキサメタゾン静脈投与を割り付ける多施設共同ランダム化比較試験COVID STEROID 2を実施した(=1000)。
結論
90日以内の生命維持不要生存日数は、12 mg群で22.0日、6 mg群で20.5日であった(調整平均差1.3日)。28日死亡率はそれぞれ12 mg群27.1%、6 mg群32.3%であり(調整相対リスク0.86, 非有意)、90日死亡率は32.0%、37.7%であった(0.87)。敗血症性ショックや侵襲性真菌症などの重篤副作用は12 mg群の11.3%、6 mg群の13.4%で発生した。
評価
生存率など僅かに高用量群で良好な傾向を認めたものの、いずれも統計的に有意な差はみられなかった。このテーマでのメタアナリシスが予定されており(https://osf.io/fr5sv)、より詳細な理解がもたらされるだろう。


