AF患者でのDOACによるAKIリスクはワルファリンより低い
The Risk of Acute Kidney Injury with Oral Anticoagulants in Elderly Adults with Atrial Fibrillation
背景
直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)の使用が急拡大しているが、腎排泄率が高く腎リスクがあるともされる。カナダUniversity of TorontoのHarelらは、オンタリオ州でAFによりワルファリン・ダビガトラン・リバーロキサバン・アピキサバンいずれかの処方を受けた66歳以上の外来患者を対象に、急性腎障害のリスクを評価した(n=20,683)。
結論
DOACは、ワルファリンと比較してAKIリスクを減少させた。ワルファリンに対する重み付けハザード比は、ダビガトランで0.65、リバーロキサバンは0.85、アピキサバンは0.81であった。eGFRによるサブグループ解析でも結果は一貫していた。
評価
同様の結果は米大規模調査でも示されており(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5769964/)、この懸念は著しく軽減されたと見られる。


