足関節骨折でのギプス固定は着脱式装具固定に優らず:ランダム化比較試験
Use of cast immobilisation versus removable brace in adults with an ankle fracture: multicentre randomised controlled trial

カテゴリー
救急医療
ジャーナル名
BMJ
年月
July 2021
374
開始ページ
n1506

背景

足関節の骨折ではギプスによる固定が一般的だが、着脱可能な装具(ファンクショナル・ブレース)がオルタナティブとして登場している。イギリスUniversity of WarwickのKearneyらは、NHSの20の外傷病棟において、ギプス固定が可能な急性期の成人足関節骨折患者を石膏ギプスまたは着脱式装具へと割り付け、機能・QOL・合併症を検討するランダム化比較試験を実施した(n=669)。

結論

16週時点でのOlerud Molander Ankle Scoreは、ギプス群と着脱式装具群で有意差を認めなかった。他時点、他方法の解析でも臨床的に意義のある差は認めなかった。

評価

ギプス固定でも着脱式装具でも、機能アウトカムやQOL、合併症に差はなかった。コストや患者の好みに応じて選択可能である。

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取り上げる主なジャーナル(救急医療)

The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Critical Care Medicine (Crit Care Med)、The New England Journal of Medicine (NEJM)