COVID-19重症患者への回復者血漿による改善みられず:REMAP-CAP試験から
Effect of Convalescent Plasma on Organ Support?Free Days in Critically Ill Patients With COVID-19: A Randomized Clinical Trial
背景
新型コロナウイルス感染症COVID-19に対する回復者血漿療法はパンデミックの初期から検証が行われているものの、多くの臨床試験ではアウトカムの改善を示せていない。Writing Committee for the REMAP-CAP Investigatorsが報告したREMAP-CAP試験の免疫グロブリンドメインは、重症COVID-19成人患者を、高力価の回復者血漿2ユニットまたは投与無しに割り付けるランダム化比較試験を実施した(n=2,011)。
結論
事前指定された無益性基準を満たしたため、試験は終了した。21日目までの臓器サポート不要日数は、回復者血漿群で0日、対照群で3日で、院内死亡率はそれぞれ37.3%、38.4%であった。調整オッズ比は0.97、無益性(オッズ比が1.2未満)の事後確率は99.4%であった。
評価
RECOVERY試験(https://doi.org/10.1016/S0140-6736(21)00897-7)などと同様、回復者血漿の投与が回復を促すことはなかった。臨床研究外での実施は推奨されないだろう。


