NIVやHFNCによる抜管後呼吸器サポートでは再挿管を予防できない:PROPER試験
Protocolized Postextubation Respiratory Support to Prevent Reintubation: A Randomized Clinical Trial

カテゴリー
救急医療
ジャーナル名
American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine
年月
August 2021
204
開始ページ
294

背景

非侵襲的換気(NIV)や高流量経鼻酸素(HFNC)を用いた抜管後の呼吸器サポートは有害事象を抑制することが期待されているが、再挿管などの重要アウトカムへの効果は明確にされていない。Vanderbilt Institute for Clinical and Translational Research, NashvilleのCaseyらは、単施設内科系ICUにおいて侵襲的人工呼吸管理を受けた成人患者を対象に、呼吸療法士主導の呼吸器サポート・プロトコル(高CO2血症が疑われる患者には侵襲的換気[NIV]、それ以外には高流量鼻カニューラ[HFNC])と通常ケアを比較するクロスオーバー・クラスターランダム化比較試験PROPERを実施した。

結論

751名が登録された。プロトコル群の患者の92.2%、通常ケア群では16.8%が呼吸器サポートを受け、HFNCを受けた患者はそれぞれ74.7%、2.8%であった。再挿管率はプロトコル群で15.9%、通常ケア群で13.3%であり(オッズ比1.23)、有意な差はなかった。

評価

2019年のメタ解析は、抜管後HFNCにより呼吸不全は減るものの再挿管に差はないことを明らかにしており(https://doi.org/10.1186/s13054-019-2465-y)、このPROPER試験結果もこれに沿う結果である。HIGH-WEAN試験で有効性を示したHFNO+NIVや、有効な患者の選択などを検討すべき段階に入っている。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(救急医療)

The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Critical Care Medicine (Crit Care Med)、The New England Journal of Medicine (NEJM)