非エキスパートでも心エコーが出来るガイドAIを開発
Utility of a Deep-Learning Algorithm to Guide Novices to Acquire Echocardiograms for Limited Diagnostic Use

カテゴリー
救急医療
ジャーナル名
JAMA Cardiology
年月
February 2021
6
開始ページ
624

背景

さまざまな設定で超音波検査の有用性を示した研究が存在しているが、超音波検査を適切に行うためには専門の訓練が必要であり、利用可能性の制限となっている。Northwestern UniversityのNarangらは、プローブの動きが画像に与える影響を500万例以上学習したディープラーニング(DL)アルゴリズムを開発し、適応のある患者240名において、DLアルゴリズムを使用する心エコー経験のない看護師8名、または使用しない超音波検査技師による心エコー検査を実施し、左室サイズと機能、右室サイズ、心嚢液貯留に関する定性的判断を比較した。

結論

看護師によるスキャンは、左室サイズと機能、心嚢液貯留に関して98.8%、右室サイズに関しては92.5%で、高い診断品質を持つと判定された。6つの二次エンドポイントについて、ほとんどのパラメータで看護師と技師に有意な差はなかった。

評価

DLアルゴリズムのガイドにより、経験のない初心者でも高品質な画像取得が可能となることを明らかにした。エコーへのAI応用研究はもっぱら描出された画像の分析に焦点を当ててきたが、適切な画像を得るためのガイダンスAIは、エコーの利用場面自体を大きく拡大しうる。

関連するメディカルオンライン文献

大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。

(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(救急医療)

The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Critical Care Medicine (Crit Care Med)、The New England Journal of Medicine (NEJM)