救急でのケタミン鎮痛は低用量化できる:ランダム化比較試験
A randomized, noninferiority, controlled trial of two doses of intravenous subdissociative ketamine for analgesia in the emergency department

カテゴリー
救急医療
ジャーナル名
Academic Emergency Medicine
年月
June 2021
28
開始ページ
647

背景

ケタミンは、アメリカの救急科での鎮痛に広く用いられている。Loyola University ChicagoのLovettらは、中等度・重度の急性疼痛で救急を受診した成人(18〜59歳)患者を対象に、0.15 mg/kg(低用量)または0.30 mg/kg(高用量)のケタミンを15分間賭けて静注するランダム化非劣性試験を実施した(n=49)。

結論

ベースラインのNRSについて調整すると、投与後30分のNRS平均値は、低用量群で4.7、高用量群では5.0であり、低用量の非劣性が示された。30分間の副作用は両群同等であった。15分時点でのNRS変化は高用量群で大きかったが、副作用も多かった。

評価

標準的な静注用量よりも少ない0.15 mg/kgでも、安全かつおおむね有効な鎮痛が可能であることを明らかにした。

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取り上げる主なジャーナル(救急医療)

The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Critical Care Medicine (Crit Care Med)、The New England Journal of Medicine (NEJM)