低用量ケタミンによる急性疼痛のコントロール:系統的レビュー・メタ解析
Low-dose Ketamine For Acute Pain Control in the Emergency Department: A Systematic Review and Meta-analysis

カテゴリー
救急医療
ジャーナル名
Academic Emergency Medicine
年月
April 2021
28
開始ページ
444

背景

低用量ケタミンは、救急での鎮痛においてオピオイドのオルタナティブとして関心が集まっている。カナダUniversity of TorontoのBalzerらは、救急外来での急性疼痛管理における低用量ケタミンとモルヒネの鎮痛効果・安全性を比較するため、システマティックレビュー・メタアナリシスを実施した。

結論

8件のランダム化比較試験が含まれた(n=1,191)。投与後60分以内の平均疼痛スコアについては低用量ケタミンとモルヒネに差はなく、60〜120分の疼痛スコアはわずかにモルヒネで優った。レスキュー投薬に群間差はなく(リスク比1.26)、悪心(0.97)・低酸素症(0.38)にも差はなかった。

評価

低用量ケタミンは短時間ではモルヒネと同様の鎮痛効果を示した。短期的な鎮痛オプションとして考慮することができる。

関連するメディカルオンライン文献

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(救急医療)

The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Critical Care Medicine (Crit Care Med)、The New England Journal of Medicine (NEJM)