化膿性関節炎をベッドサイド検査で鑑別する
Utility of bedside leucocyte esterase testing to rule out septic arthritis
背景
化膿性関節炎を疑う症状は一般的に見られるが、非感染性との鑑別はしばしば困難であり、関節液培養には時間がかかる。イギリスNorth Bristol NHS TrustのKnapperらは、人工関節ではない関節の化膿性関節炎が疑われ整形外科に紹介された救急患者において、白血球エステラーゼ(LE)のベッドサイド検査とゴールドスタンダードである48時間培養法と比較した(n=80)。
結論
48時間培養では5名が陽性であった。感染5例とも2+以上のLEが検出された(感度100%)。23例ではLE陰性または1+と判定されたが、いずれも48時間培養陰性であり、陰性的中率は100%であった。LE検査陽性の特異度は30.7%、陽性的中率は8.77%であった。LE検査で陰性の患者を即座に退院させることで、57日の入院日数が削減できると推定された。
評価
非感染性関節炎と化膿性関節炎の鑑別に、ベッドサイドで利用可能な検査が登場した。診断の不確実性を減らし、陰性患者での不要な入院を削減するポテンシャルを示し、より大規模な検証に期待がもたれる。


