血液粘弾性検査は外傷性出血患者の管理を改善するか:ITACTIC試験
Viscoelastic haemostatic assay augmented protocols for major trauma haemorrhage (ITACTIC): a randomized, controlled trial
背景
ポイント・オブ・ケアの血液粘弾性検査が、結果の判明までに時間を要する従来の中央検査のオルタナティブとして登場している。ノルウェーOslo University HospitalのBaksaas-Aasenらは、出血の疑いがあり赤血球輸血を必要とする外傷患者を、従来型凝固検査または血液粘弾性検査(VHA)に割り付ける多施設実践的ランダム化比較試験ITACTICを実施した(n=396)。
結論
24時間時点での大量輸血不要生存率は、VHA群67%、従来検査群64%であり、28日生存率はそれぞれ25%、28%であった。その他二次アウトカムや重篤有害事象にも差はなかった。外傷性脳損傷患者のサブグループでは、大量輸血不要生存率がVHA群64%、従来検査群46%であった。
評価
TBIサブグループではVHA群で死亡率の低下傾向がみられたものの、全体としては、VHAに基づく大量出血プロトコールがアウトカムを改善することはなかった。


