糖尿病性ケトアシドーシス小児の4割がAKIを発症、認知リスクも:PECARN FLUID研究の二次解析
Frequency and Risk Factors of Acute Kidney Injury During Diabetic Ketoacidosis in Children and Association With Neurocognitive Outcomes
背景
糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)の小児ではまれに脳損傷が引き起こされるが、DKAで一般的な急性腎障害(AKI)との関連は。Children’s Hospital of PhiladelphiaのMyersらは、救急のDKA小児を登録し4種の補液プロトコルを比較したPECARN FLUID研究の二次解析を行い、AKI発症率、重症度、リスク因子および神経認知アウトカムとの関連を検討した(n=1,359)。
結論
43%がAKIを発症した。このうち43%はKDIGOステージ2または3であった。高い年齢、血清尿素窒素の初期値、心拍数、グルコース濃度補正ナトリウム濃度、グルコース濃度、および低いpHがAKIに関連する因子であった。AKIを有する小児は、DKAエピソード中の短期記憶検査のスコアが低く(6.8 vs. 7.6)、回復後3-6ヵ月のIQも低かった(100.0 vs. 103.5)。
評価
DKA小児では、頻繁に臓器損傷が発生することが明らかになっている。本研究が示したAKIと神経認知アウトカムとの関連は、DKAにおける多臓器損傷パターンの一部として表れていると考えられる。


