救急部門からの高齢者転倒予防介入で救急再受診を半減:GAPcare試験
Can an Emergency Department-Initiated Intervention Prevent Subsequent Falls and Health Care Use in Older Adults? A Randomized Controlled Trial
背景
転倒は、高齢者の救急受診原因で大きな割合を占めているが、救急を受診した高齢者への予防介入は転倒による救急受診を減らすことができるか。The Warren Alpert Medical School of Brown UniversityのGoldbergらは、転倒後7日以内に救急を受診した65歳以上の施設非入居患者を、薬剤師と理学療法士による評価と個別の理学療法計画、CDCの安全パンフレットからなる転倒予防介入または通常ケアに割り付けるランダム化比較試験を実施した(n=110)。
結論
通常ケア群の患者と比して介入群の患者では、6ヵ月以内の救急再受診(調整率比0.47)、転倒関連救急再受診(0.34)が減少した。介入群では入院も減少傾向であった(0.57)。服薬・理学療法に関する推奨事項の遵守率(自己報告)は、それぞれ73%、68%であった。
評価
薬剤師・理学療法士のコンサルテーションから開始されるパッケージ介入で、転倒その他の理由による救急受診を有意に抑制できることを示した。


