心停止患者のもとに市民救助者を派遣するスマホアプリの効果は?:フランス
Mobile Smartphone Technology Is Associated With Out-of-hospital Cardiac Arrest Survival Improvement: The First Year “Greater Paris Fire Brigade” Experience
背景
スマートフォンは世界的に広く普及しており、院外心停止(OHCA)患者の救命にこれを役立てようとする試みも多く現れている。フランスParis Fire BrigadeのDerkenneらは、OHCA発生場所から500m以内の心肺蘇生トレーニングを受けた市民に心停止発生を通知するアプリStaying Aliveの効果を、2018年に同グループが治療に当たったすべての成人OHCA患者において検証した。
結論
4,107件のOHCAのうち、652件でStaying Aliveがアクティベートし、46名が通知に応答した市民救助者により介入(AEDまたは心肺蘇生)を受けた。生存退院率は介入群で35%、対照群では16%であった(調整オッズ比5.9)。
評価
同種のアプリによりバイスタンダーCPR率が向上しうることは既に示されているが(http://doi.org/10.1056/NEJMoa1406038、https://doi.org/10.1016/j.resuscitation.2015.09.392)、生存率を向上させる可能性も示唆した。


