発熱小児での集中治療必要性を小児用qSOFAスコアで予測できるか
Accuracy of a Modified qSOFA Score for Predicting Critical Care Admission in Febrile Children
背景
qSOFAスコアはICU外の成人感染症患者の予後予測において一定の有効性を示しているが、小児について用いることは出来ない。イギリスUniversity of LiverpoolのRomaineらは、年齢調整心拍数・呼吸数・毛細血管再充満・意識レベルからなるLiverpool qSOFAスコアを開発し、救急受診した発熱小児(n=12,241)でのクリティカルケア入院の予測におけるパフォーマンスを、qSOFA・PEWS・NICEスコアと比較した。
結論
検証コホートでは135件のクリティカルケア入院があり(1.1%)、敗血症関連死は5件あった。AUROCCは、LqSOFAスコアで0.81、qSOFAスコアで0.66、PEWSスコアで0.93、NICE高リスク基準で0.81であった。LqSOFAとqSOFAを比較したNRIは10.4%であった。
評価
4つのバイタルサインからなるシンプルな新スコアLqSOFAが、従来のqSOFAを上回り、NICEと同等のパフォーマンスを示した。救急小児における簡易予後スコアスコアを比較した最大規模の研究であり、既存スコアのパフォーマンスを知る上でも有意味な研究である。


