敗血症性ショックでは早期にノルアドレナリン:系統的レビュー・メタ解析
Timing of norepinephrine initiation in patients with septic shock: a systematic review and meta-analysis

カテゴリー
救急医療
ジャーナル名
Critical Care
年月
August 2020
24
開始ページ
488

背景

ノルアドレナリンは、初期輸液に反応しない敗血症性ショック患者での第一選択昇圧薬であるが、投与のタイミングについてのエビデンスは比較的少ない。中国The First Hospital of Jilin UniversityのLiらは、システマティックレビュー・メタアナリシスにより、早期または後期のノルエピネフリン・サポートが敗血症性ショック患者の臨床アウトカムに与える影響を検討した。

結論

5件、929名の患者が含まれた。早期投与群では短期死亡率が低く(オッズ比0.45)、二次アウトカムとしてMAP目標値までの時間を短縮(−1.39時間)、6時間以内の輸液量も減少した(−0.50L)。ICU滞在期間に有意な差はなかった。

評価

既存研究は少なく総数1000人に満たないメタ解析であったが、SSCバンドルなどの推奨を裏付けた。最近では初期輸液の完了前にノルアドレナリン投与を行うアプローチも現れている(https://doi.org/10.1186/s13054-020-2756-3)。

関連するメディカルオンライン文献

大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。

(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(救急医療)

The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Critical Care Medicine (Crit Care Med)、The New England Journal of Medicine (NEJM)