人工呼吸重症患者の筋肉量、持続栄養でも間歇栄養でも変わらず
Effect of Intermittent or Continuous Feed on Muscle Wasting in Critical Illness: A Phase 2 Clinical Trial

カテゴリー
救急医療
ジャーナル名
Chest
年月
July 2020
158
開始ページ
183

背景

重症患者における筋消耗はアウトカムの悪化と関連するが、栄養補給の方法はこれに影響するか。イギリスQueen Mary University of LondonのMcNellyらは、人工呼吸を受ける多臓器不全成人患者を、4時間おきの間歇栄養または標準の持続栄養に割り付け、10日間の大腿直筋断面積の変化を比較する第2相ランダム化比較試験を実施した(n=121)。

結論

筋肉量の低下は両群で同等であった。間歇栄養群では、目標タンパク質量、目標エネルギー量の80%以上を摂取した患者の割合が高かった。栄養投与前後の血漿分枝鎖アミノ酸については、1日目も10日目も群間差はなかった。グルコース濃度の変動係数は間歇栄養群で高かったが、低血糖症、インスリン使用に差はなかった。

評価

標準的な持続栄養はアミノ酸の連続的供給により筋肉のタンパク質合成を抑制する、という仮説に基づき、間歇栄養の効果を検討したが、間歇栄養により筋肉量が維持されることはなかった。

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取り上げる主なジャーナル(救急医療)

The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Critical Care Medicine (Crit Care Med)、The New England Journal of Medicine (NEJM)