肩脱臼診断におけるPOCエコー
Musculoskeletal Ultrasonography to Diagnose Dislocated Shoulders: A Prospective Cohort

カテゴリー
救急医療
ジャーナル名
Annals of Emergency Medicine
年月
August 2020
76
開始ページ
119

背景

肩脱臼による救急受診は一般的でX線によって診断されるが、ポイントオブケア(POC)超音波検査の役割は。Stony Brook UniversityのSeckoらは、肩脱臼が疑われる患者(n=65)で訓練を受けた医師によりPOCエコーを実施し、精度や画像を得るまでの時間を調査した。

結論

脱臼についてPOCエコーは、感度・特異度とも100%であった。非Hill-Sachs損傷・Bankart損傷については感度92%、特異度100%であった。脱臼診断までに要した時間は、標準のX線よりも短かった(中央値差43分)。POCエコーで診断までに要した時間は中央値19秒であった。肩甲上腕距離は前方脱臼で−1.83 cm、非脱臼で0.22 cm、後方脱臼で3.30 cmであった。

評価

訓練を受けた医師によるPOCエコーは、迅速かつ正確に肩脱臼を診断可能であった。X線を補助あるいは代替する診断アプローチとして有望である。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(救急医療)

The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Critical Care Medicine (Crit Care Med)、The New England Journal of Medicine (NEJM)