虚血性脳卒中での血栓回収前tenecteplase、高用量にベネフィットなし:EXTEND-IA TNK Part 2試験
Effect of Intravenous Tenecteplase Dose on Cerebral Reperfusion Before Thrombectomy in Patients With Large Vessel Occlusion Ischemic Stroke: The EXTEND-IA TNK Part 2 Randomized Clinical Trial
背景
血栓融解療法におけるtenecteplaseは、TAAIS試験やEXTEND-IA TNK試験でアルテプラーゼを上回る有効性が示唆されているが、高用量を用いることで再開通率を高められるか。オーストラリアUniversity of MelbourneのCampbellらは、オーストラリア・ニュージーランド28施設の、発症4.5時間以内の大血管閉塞(LVO)急性虚血性脳卒中患者を、血栓回収術に先立ち0.40 mg/kgまたは0.25 mgのtenecteplaseに割り付けるランダム化比較試験EXTEND-IA TNK Part 2を実施した(n=300)。
結論
血栓回収前の虚血領域50%以上での再開通は、0.40 mg群、0.25 mg群ともで150名中29名(19.3%)であった(調整リスク比1.03)。6つの二次アウトカム(全原因死亡、症候性脳内出血、4種の機能的アウトカム)にも差はなかった。
評価
高用量でも安全であるというNOR-TEST試験の示唆にもとづき、アウトカム改善効果を見たが、再開通率その他のアウトカムに差はなかった。


