小児急性胃腸炎で有効な制吐薬はオンダンセトロンだけ:メタ解析
Antiemetics in Children With Acute Gastroenteritis: A Meta-analysis
背景
急性胃腸炎は小児救急で一般的だが、制吐薬は有効か。コロンビアUniversity of AntioquiaのNino-Sernaらは、小児急性胃腸炎で制吐薬(メトクロプラミド・オンダンセトロン・ドンペリドン・デキサメタゾン・ジメンヒドリナート・グラニセトロン)を比較したランダム化比較試験を特定、有効性・安全性についてメタアナリシスを行なった。
結論
24件の研究が含まれた(3,482児)。オンダンセトロンは、プラセボと比較してより嘔吐を制御し(オッズ比0.28)、入院も少なかった(2.93)。オンダンセトロンは、静脈輸液と嘔吐エピソードを減少させた唯一の介入であった。安全性について、プラセボに劣性であったのはジメンヒドリナートだけであった。
評価
日本で用いられるドンペリドンとメトクロプラミドは、いずれもプラセボと同等であり、日本では抗がん剤による悪心・嘔吐のみを適応とするオンダンセトロンだけが明確な有効性を示した。


