大人の塗り絵で救急患者の不安を取り除く
Randomized Controlled Trial of Adult Therapeutic Coloring for the Management of Significant Anxiety in the Emergency Department
背景
救急患者では、急性の症状と予期せぬ受診によるストレス、長い待ち時間などによって基礎にある不安障害が悪化する可能性がある。オーストラリアSydney Medical SchoolのRajendranらは、同施設の救急患者で不安に関するスクリーニングを行い、中等度以上の不安を抱えた患者(N=53)を、大人の塗り絵(マインドフルネス塗り絵10枚+36色鉛筆)またはプラセボ(A4紙10枚+ボールペン)に割り付けるランダム化比較試験を実施した。
結論
介入群の患者の46%は1時間以上を塗り絵に費やした。2時間後のHADS-Aスコアは、介入群で平均3.7ポイント減少、プラセボ群では0.3ポイントの減少であった。
評価
大人の塗り絵を用いたアートセラピーは、救急待期患者の不安を有意に緩和した。安価な非薬理学的介入であり、試される価値はある。


