ARDSへのインターフェロンβ-1a、効果示せず:INTEREST試験
Effect of Intravenous Interferon β-1a on Death and Days Free From Mechanical Ventilation Among Patients With Moderate to Severe Acute Respiratory Distress Syndrome: A Randomized Clinical Trial
背景
急性呼吸窮迫症候群(ARDS)では血管透過性亢進がみられるが、インターフェロンβ-1aがこれを防ぐ可能性がある。イタリアPoliclinico di Sant’OrsolaのRanieriらは、ヨーロッパ8ヵ国ICUの中等症・重症ARDS患者を、組換えヒトIFN-β-1aまたはプラセボの投与に割り付けるランダム化比較試験を実施した(n=301)。
結論
28日時点で死亡および人工呼吸器不要日数からなる複合スコアの中央値は、IFN-β-1a群で10日、プラセボ群で8.5日と差はなかった。28日死亡率はそれぞれ26.4%、23.0%であった。
評価
1/2相試験では死亡オッズ比0.19という大きな効果が示唆されていたが(https://doi.org/10.1016/S2213-2600(13)70259-5)、この試験では有効性は示されなかった。著者らは、グルココルチコイド使用で分けた事後解析を行い、グルココルチコイドとIFN-β-1aが負の相互作用を持つ可能性を論じている。


