夜間に集中治療医を配置するとICU医師の睡眠時間が増える
Sleep and Work in ICU Physicians During a Randomized Trial of Nighttime Intensivist Staffing

カテゴリー
救急医療
ジャーナル名
Critical Care Medicine
年月
July 2019
47
開始ページ
894

背景

集中治療室に集中治療医(intensivist)を配置することは患者アウトカムを改善すると考えられているが、集中治療医の配置はICU医師の睡眠・労働パターンにどのような影響を与えるのか。Wake Forest School of MedicineのBakhruらは、大学医療センターの内科ICUで夜間の集中治療医配置(介入群)の効果を、自宅での電話対応(対照群)と比較したSUNSET-ICU試験と並行して、指導医20名とフェロー13名に睡眠・労働・幸福度を記述させる前向観察研究を実施した。

結論

指導医・フェローの睡眠時間は介入群で増加した(6.7時間/日 vs. 6.0時間)。院内勤務時間は介入群と対照群で差はなく、自宅勤務時間は介入群で短かった。幸福度は、介入群の指導医・フェローで良好であった。

評価

親研究であるペンシルベニア大学病院のRCTでは、夜間の集中治療医配置による患者アウトカムの改善は示されなかったが(http://doi.org/10.1056/NEJMoa1302854)、本研究によれば、夜間の集中治療医配置は医師の睡眠時間をわずかに改善した。同院ではRCTの無効結果を受けて夜間の集中治療医配置を取りやめていたが、最近になって再開されたという。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(救急医療)

The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Critical Care Medicine (Crit Care Med)、The New England Journal of Medicine (NEJM)