高齢救急患者の短期死亡を予測するチェックリスト
Prospective Validation of a Checklist to Predict Short‐term Death in Older Patients After Emergency Department Admission in Australia and Ireland
背景
終末期の高齢患者では適切な介入が非終末期患者とは異なる場合があるが、救急において両者を識別することは容易でない。オーストラリアBond UniversityのCardonaらは、オーストラリア・アイルランドの入院を要した救急高齢患者(65歳以上)の前向コホートから、3ヶ月以内に死亡するリスクのある患者を特定するためのCriSTALチェックリストの予測能を評価した(n=1,182)。
結論
Friedのフレイルスコアを用いたモデルは、オーストラリアの導出コホートにおいて90日死亡をよく予測し(AUROC:0.825)、Clinical Frailty Scaleを用いたモデルも同様であった(0.81)。アイルランドの検証コホートではそれぞれAUROC:0.70・0.77であった。正確な予測には、29変数のうち最低5つで十分であり、7+ないし6+のカットオフが死亡リスクを強く示唆した。いずれのコホートでも、フレイルが最も強力な死亡予測因子であった。
評価
CFSスコアを用いた修正CriSTALチェックリストで、より正確な短期予後の推定が可能であった。終末期のための話し合いやACPの機会を、時宜よく提供するのに役立ちうる。


