人工呼吸患者での睡眠ポリグラフィが自発呼吸トライアルの結果を予測
Sleep and Pathological Wakefulness at the Time of Liberation from Mechanical Ventilation (SLEEWE). A Prospective Multicenter Physiological Study
背景
睡眠・覚醒パターンの異常は人工呼吸患者で一般的にみられる。カナダSt. Michael’s HospitalのDresらは、自発呼吸トライアルが予定されたICU人工呼吸患者で睡眠ポリグラフィにより脳波を計測、Odds Ratio Product(脳波4種にもとづく連続的な睡眠深度の指標)による異常な睡眠・覚醒とトライアル結果との関連を検討した(n=44)。
結論
30%が自発呼吸トライアルをクリアし抜管された。21%はトライアルに成功したが、臨床的に抜管には不十分とされた。49%はトライアルをクリアできなかった。従来の睡眠指標は群間で同等であったが、平均ORP、およびORPが2.2以上であった時間の割合は、抜管成功患者で高かった。左右大脳半球のORP相関は、トライアル不合格患者で有意に低かった(AUC:0.91)。
評価
睡眠の脳波マーカーが、従来の睡眠評価スコアよりも高精度で自発呼吸トライアルの結果を予測できることを実証した。左右の脳の睡眠深度のズレが多くの患者でみられたことは特に興味深い。


