成人ケタミン鎮静の覚醒時興奮をミダゾラム・ハロペリドール前投薬で予防:ランダム化比較試験
Premedication With Midazolam or Haloperidol to Prevent Recovery Agitation in Adults Undergoing Procedural Sedation With Ketamine: A Randomized Double-Blind Clinical Trial

カテゴリー
救急医療
ジャーナル名
Annals of Emergency Medicine
年月
May 2019
73
開始ページ
462

背景

ケタミンは処置時鎮静(procedural sedation)のために世界的に用いられているが、副作用として覚醒時反応が生じる場合がある。イランTehran UniversityのAkhlaghiらは、処置時鎮静を要する成人救急患者を、ケタミン静注5分前に蒸留水静注、ミダゾラム(0.05 mg/kg)静注、ハロペリドール(5 mg)静注の3群に割り付けるランダム化比較試験を実施した(n=185)。

結論

Pittsburgh Agitation Scaleの最大値は、プラセボ群と比して、ミダゾラム群・ハロペリドール群で低かった(いずれも3ポイント差)。またケタミン投与後5分・15分・30分時点のRichmond Agitation-Sedation Scaleも、ミダゾラム群・ハロペリドール群で低い傾向がみられた。ミダゾラム・ハロペリドールは覚醒遅延をもたらしたが、主治医の満足度は変わらなかった。

評価

単施設研究ながら、ミダゾラムでの先行RCT(https://doi.org/10.1016/j.annemergmed.2010.09.010)に続き、ミダゾラムまたはハロペリドール併用の効果を実証した。小児では、ミダゾラム追加が複数のRCTで検証されているが、明確な効果は示されていない。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(救急医療)

The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Critical Care Medicine (Crit Care Med)、The New England Journal of Medicine (NEJM)