成人ケタミン鎮静の覚醒時興奮をミダゾラム・ハロペリドール前投薬で予防:ランダム化比較試験
Premedication With Midazolam or Haloperidol to Prevent Recovery Agitation in Adults Undergoing Procedural Sedation With Ketamine: A Randomized Double-Blind Clinical Trial
背景
ケタミンは処置時鎮静(procedural sedation)のために世界的に用いられているが、副作用として覚醒時反応が生じる場合がある。イランTehran UniversityのAkhlaghiらは、処置時鎮静を要する成人救急患者を、ケタミン静注5分前に蒸留水静注、ミダゾラム(0.05 mg/kg)静注、ハロペリドール(5 mg)静注の3群に割り付けるランダム化比較試験を実施した(n=185)。
結論
Pittsburgh Agitation Scaleの最大値は、プラセボ群と比して、ミダゾラム群・ハロペリドール群で低かった(いずれも3ポイント差)。またケタミン投与後5分・15分・30分時点のRichmond Agitation-Sedation Scaleも、ミダゾラム群・ハロペリドール群で低い傾向がみられた。ミダゾラム・ハロペリドールは覚醒遅延をもたらしたが、主治医の満足度は変わらなかった。
評価
単施設研究ながら、ミダゾラムでの先行RCT(https://doi.org/10.1016/j.annemergmed.2010.09.010)に続き、ミダゾラムまたはハロペリドール併用の効果を実証した。小児では、ミダゾラム追加が複数のRCTで検証されているが、明確な効果は示されていない。


