てんかん重積での二次治療、フェニトインかレベチラセタムか:EcLiPSE試験
Levetiracetam versus phenytoin for second-line treatment of paediatric convulsive status epilepticus (EcLiPSE): a multicentre, open-label, randomised trial
背景
ベンゾジアゼピン系薬剤による治療にもかかわらず持続するてんかん重積状態では、フェニトインが二次治療薬として有効性を確立している。イギリスUniversity of the West of EnglandのLyttleらは、同国30施設の救急部門の二次治療を必要とする痙攣性てんかん重積状態の小児患者に、フェニトインまたはレベチラセタムを割り付ける非盲検ランダム化比較試験EcLiPSEを実施した(n=286)。
結論
レベチラセタム群の70%、フェニトイン群で64%で、てんかん重積状態が頓挫した。頓挫までの時間(中央値)はレベチラセタム群35分、フェニトイン群45分であった。レベチラセタムの後フェニトインを投与された1名が致命的脳浮腫により死亡に至った。フェニトイン群の1名で重篤有害事象があった。
評価
レベチラセタムとフェニトインを比較する最初のRCTであり、レベチラセタムがフェニトインと同等の有効性・安全性を示した。日本ではけいれん重積そのものはレベチラセタム静注剤の適応になっていないことに注意が必要である。


