重症患者での発熱コントロールに意義はあるか:RCTのメタ解析
Fever control in critically ill adults. An individual patient data meta-analysis of randomised controlled trials

カテゴリー
救急医療
ジャーナル名
Intensive Care Medicine
年月
April 2019
45
開始ページ
468

背景

発熱による生理学的負荷は特に重症患者では大きな問題となるが、発熱の積極的なコントロールに意義はあるのか。ニュージーランドCapital and Coast District Health BoardのYoungらは、ランダム化比較試験の患者レベルデータのメタアナリシスにより、積極的な発熱管理が高齢、重症、臓器管理を要する患者において生存率に与える影響を検証した(n=1,413)。

結論

より積極的な発熱管理は、消極的な発熱管理と比して生存率に有意な差をもたらさなかった(ハザード比0.91)。

評価

重症患者の発熱をルーチン的にコントロールすべきかについては議論があり、患者個別データを用いた本メタ解析においても、積極的な発熱管理のベネフィットは示されなかった。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(救急医療)

The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Critical Care Medicine (Crit Care Med)、The New England Journal of Medicine (NEJM)