重症患者での発熱コントロールに意義はあるか:RCTのメタ解析
Fever control in critically ill adults. An individual patient data meta-analysis of randomised controlled trials
背景
発熱による生理学的負荷は特に重症患者では大きな問題となるが、発熱の積極的なコントロールに意義はあるのか。ニュージーランドCapital and Coast District Health BoardのYoungらは、ランダム化比較試験の患者レベルデータのメタアナリシスにより、積極的な発熱管理が高齢、重症、臓器管理を要する患者において生存率に与える影響を検証した(n=1,413)。
結論
より積極的な発熱管理は、消極的な発熱管理と比して生存率に有意な差をもたらさなかった(ハザード比0.91)。
評価
重症患者の発熱をルーチン的にコントロールすべきかについては議論があり、患者個別データを用いた本メタ解析においても、積極的な発熱管理のベネフィットは示されなかった。


