急性心不全疑い患者での肺エコーは胸部X線よりも高精度:メタ解析
Diagnostic Accuracy of Point-of-Care Lung Ultrasonography and Chest Radiography in Adults With Symptoms Suggestive of Acute Decompensated Heart Failure: A Systematic Review and Meta-analysis
背景
ポイント・オブ・ケア肺超音波検査は、急性非代償性心不全(ADHF)による肺水腫の診断において、胸部レントゲン撮影よりも有用かもしれない。University of ColoradoのMawらは、システマティックレビュー・メタアナリシスにより、呼吸困難を有する成人患者での心原性肺水腫診断における、肺エコーと胸部レントゲンの診断精度を比較した。
結論
6件の研究が基準を満たした(n=1,827)。肺エコーの感度は0.88、特異度は0.90であった。一方で胸部レントゲンは感度0.73、特異度0.90であった。肺エコーの相対感度比は1.2であり、特異度は1.0で差はなかった。
評価
最近行われた初のRCTも肺エコーに軍配を上げた(https://doi.org/10.1002/ejhf.1379)。急性呼吸困難患者での重要な診断ツールとみなされるべきである。


