脳主幹動脈閉塞を予測するスケールをシステマティックレビュー
Accuracy of Prediction Instruments for Diagnosing Large Vessel Occlusion in Individuals With Suspected Stroke: A Systematic Review for the 2018 Guidelines for the Early Management of Patients With Acute Ischemic Stroke
背景
主幹動脈閉塞(LVO)に対する血管内治療の有効性は発症から治療までの時間に左右され、早期のLVO同定が重要となる。SmithらによるAmerican Heart Association Stroke Councilは、LVO予測ツールの正確性を評価するシステマティックレビューを実施した。
結論
36件の研究が同定された。このうち脳卒中疑い例を対象とした研究が12件、病院前EMSでの研究は4件のみであった。検証されたツールはNIHSS・CPSSS・RACE・LAMSなどであった。LVO予測能は、C統計量で概ね0.70から0.85の範囲であった。いずれのツールも高い感度と特異度を両立する閾値はなかった。
評価
AHAの急性虚血性脳卒中管理ガイドライン(https://doi.org/10.1161/STR.0000000000000158)のために行なわれた系統的レビューである。救急部門でのLVO予測ツールとしてはNIHSSが最適と考えられた一方、病院前設定で他を凌駕するスケールは存在せず、さらなる研究を要する。


