左心房構造に関連する18の遺伝子ローカスを同定
Genome-wide association study identifies 18 novel loci associated with left atrial volume and function
背景
左心房(LA)構造はAFを含め多くの心疾患に影響をもたらすが、これに遺伝的基盤はあるか。デンマーク University of CopenhagenのOlesenらは、UK Biobankより35,658名のCMR画像とゲノムデータを機械学習アルゴリズムを用いてGWAS解析した。
結論
LA容量・機能に関連する18の遺伝子ローカスを同定し、AF・脳梗塞に遺伝的相関を認めた(AF: LAmin; p=3×10-4, LATEF; p=5×10-5, 脳梗塞: LAPEF; p=4×10-6)。AFに対する多遺伝子リスクスコア(PRS)は、非AF登録者のLA容量増大と機能低下に関連した(LAmax; p=5.13×10-6, LAmin; p=1.86×10-10, LAAEF; p=3.14×10-14)。
評価
LAの構造変化と機能減弱が遺伝的に決定されAF・脳梗塞誘発に寄与するという、病態仮説を超える新たな見解を示している。遺伝子素因を有するLA機能低下患者にはAFへの介入が必要という臨床仮説を提起する。


