PADへのLERでのパクリタキセルコートデバイスのリスクを否定
Safety and Effectiveness of Paclitaxel Drug-Coated Devices in Peripheral Artery Revascularization: Insights From VOYAGER PAD
背景
末梢動脈疾患(PAD)下肢の血行再建術(LER)へのパクリタキセルコートデバイス(DCD)使用は、メタアナリシスにより長期的死亡リスクが示されている。University of ColoradoのHessらは、VOYAGER PAD(PAD患者4,316名を対象としてリバーロキサバンの効果を検証)の前指定分析を行い、DCD使用・不使用患者の有害アウトカムを比較した。一次アウトカムは、心血管・四肢複合イベントとTIMI定義による大出血である。
結論
諸変数調整後、DCD使用・不使用に一次アウトカム差を認めなかった。また、DCDの有無に関わらず心血管・四肢複合イベントに対してリバロキサバンの効果は一貫しており、出血に関してもリバロキサバンの安全性が確認された。
評価
2019のCDCによる注意喚起(https://www.fda.gov/medical-devices/letters-health-care-providers/treatment-peripheral-arterial-disease-paclitaxel-coated-balloons-and-paclitaxel-eluting-stents)を受けて、大規模RCTを二次解析したものである。DCDの死亡リスク増を認めない報告は他にも現れており、この論文も軌一する。RCTとメタアナリシスの関係の問題に一石を投じる結果である。


