STEMI患者は心臓代謝がケトジェニックシフトする
Association of Circulating Ketone Bodies With Functional Outcomes After ST-Segment Elevation Myocardial Infarction
背景
心不全では 心臓がケトン体(KB)代謝へエネルギーシフトしているとされるが、虚血・再灌流後では。オランダUniversity Medical Center Groningenのde Koningらは、ST上昇型心筋梗塞(STEMI)後の早期メトホルミン療法に関するRCTであるGIPS-III 参加者369名の循環KB測定により、KBの経時変化と機能的アウトカムの関連を検討した。
結論
STEMI発症後血中KBは急増し(中央値:520μmol/L)、再灌流24時間後の濃度は4ヵ月後と比して高かった(206μmol/L vs. 166μmol/L)。24時間後のKB濃度上昇は、心筋梗塞拡大・LVEF低下と独立に関連していた。
評価
これまで最大規模の実測で、STEMI後心筋のKBへの代謝シフトを確認した。交感神経系亢進による心臓のストレス反応とも見られ、KB補充が治療アプローチになりうる、という仮説を生成する。


