低リスク二尖弁ASにTAVRは?
Association Between Transcatheter Aortic Valve Replacement for Bicuspid vs Tricuspid Aortic Stenosis and Mortality or Stroke Among Patients at Low Surgical Risk
背景
低リスク二尖弁ASに対しTAVRは有効か。Cedars-Sinai Medical CenterのMakkarらは、多施設登録コホートよりTAVRを受けた低STSリスク(<3%)の二尖弁AS患者と三尖弁AS患者(各3,168名)を抽出し、予後の比較解析を行った。共1次アウトカムは30日・1年死亡率と脳卒中で、2次アウトカムは手技関連合併症と弁血行動態である。
結論
1次アウトカムに群間差を認めなかった(30日死亡率: [二尖弁AS]0.9% vs. [三尖弁AS]0.8%, 1年死亡率: 4.6% vs. 6.6%, 30日脳卒中発生率: 1.4% vs. 1.2%, 1年脳卒中発生率: 2.0% vs. 2.1%)。2次アウトカムにも差を認めなかった。
評価
二尖弁ASへのTAVRの予後改善効果を示すプレリミナリーな報告である。二尖弁ASの多くが比較的若年発症であり弁耐久性の問題があるため、長期予後を示した追加エビデンスが必要である。


