高インパクトカージオロジ-ジャーナルに掲載された系統レビューの70%は無益
Quality Assessment of Published Systematic Reviews in High Impact Cardiology Journals: Revisiting the Evidence Pyramid
背景
システマティックレビュー・メタアナリシスの発表が増えているが、その信頼度は。Cleveland ClinicのAbushoukらは、高インパクトカージオロジ-誌(Circulation・European Heart Journal・Journal of the American College of Cardiology・Circulation Research・JAMA)所収352論文を、AMSTAR評価ツールで評価した。
結論
71%がAMSTAR品質スコア「低」・「非常に低」であった。プロトコルを公開してたのは18.2%のみ、EQUATORチェックリストの遵守を報告していたのは62.8%であった。対象研究のバイアスリスクを評価していたのは58.4%であった。一次アウトカム分析における出版バイアスリスクを評価していたのは52.3%であった。一次アウトカムは79.6%で統計的に有意であり、48.5%で統計的不均質性があった。外部資金の使用とソースについては、24.7%が不開示であった。データ解析の結果、出版バイアスの有無は一次アウトカムの統計的異質性と有意に関連し、複雑なデザイン、サンプルサイズの大きさ、AMSTAR品質スコアの高さは、高い引用指標と関連していた。
評価
必要性が指摘されている「レビューのレビュー」で、衝撃的な結論を出した。著者らは、AMSTARスコアの発表以後は質が上がってきている、としている。一義的にはジャーナルの編集責任に属すものだが、読者としては資金源への言及の有無で最低限度の価値判断ができる。


