米でのTEER僧帽弁修復術の現況を報告
Mitral Surgery After Transcatheter Edge-to-Edge Repair: Society of Thoracic Surgeons Database Analysis
背景
経カテーテルEdge-to-Edge(TEER)僧帽弁修復術が普及してきているアメリカの現況は。Cedars-Sinai, LAのChikweらは、STS Adult Cardiac Surgery Database成人524例のデータを検討した。一次アウトカムは、30日以内/院内死亡である。
結論
患者年齢中央値は76歳、EF中央値は57%、38.2%が変性疾患であった。僧帽弁単独手術患者の死亡率は10.2%で、STS予測死亡率の1.2倍であった。死亡予測因子は、緊急手術(OR:2.4)・非変性/病因不明疾患・クレアチニン値2.0mg/dl以上・年齢80歳以上であった。死亡率の施設症例数依存性がみられた。TEER失敗後の外科的修復成功率は4.8%であった。
評価
すでにアメリカで15,000例を超え、ガイドラインも示されている手法だが、ゴールドスタンダードである外科的修復に対するポジションは必ずしも明らかではない。著者らは、TEER失敗後の外科的修復術は成功を望み難いと強調して、TEERの適応拡大を示唆している。


