ATTR-CMへのeplontersen追加は無益:CARDIO-TTRansform研究
Eplontersen for Transthyretin Amyloid Cardiomyopathy

カテゴリー
循環器、Top Journal
ジャーナル名
The New England Journal of Medicine
年月
August 2026
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背景

トランスサイレチン型心アミロイドーシス(ATTR-CM)ではTTR安定化剤導入後も心血管リスクが残り、TTR産生抑制の追加効果が注目される。
アメリカOregon Health & Science UniversityのMasriら(CARDIO-TTRansform)は、ATTR-CM患者1,432名をeplontersenまたはプラセボに割り付ける第3相RCTを行った。一次エンドポイントは、140週までの心血管死と反復心血管イベントの累積複合である。

結論

Eplontersen追加の一次エンドポイント効果を認めなかった(率比 0.89)。心血管死は74 vs. 70名、心血管イベントは307 vs. 322件であった。重篤有害事象は、57.8% vs. 59.4%と同程度であった。

評価

同薬はすでに遺伝性トランスサイレチン型多発神経炎(ATTRv-PN)に承認されており、これはATTR-CMに対する適応拡張試験である。結果は否定的となったが、57%が安定化薬使用中の現代的集団であり、安定化薬非使用群では有効性を示唆するサブグループ所見があり、TTR抑制薬自体の有効性を否定する結果ではない。他のTTR抑制薬vutrisiranは、HELIOS-Bで心血管イベント・死亡リスク低下を示している(https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMoa2409134)。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)