CLTI外科治療の有益性は腎機能と関連するか:BEST-CLI試験の二次解析
Efficacy and safety of revascularization in patients with chronic limb-threatening ischemia by kidney function
背景
包括的高度慢性下肢虚血(CLTI)に慢性腎臓病(CKD)を合併した患者の最適な血行再建法は。
アメリカStanford UniversityのChangらは、外科治療の一般的優位性を結論したBEST-CLI試験の事後二次解析として、CLTI患者1,704名を腎機能別に層別化し、外科的血行再建と血管内治療の有効性・安全性を比較した。
一次アウトカムは、主要有害下肢イベント(MALE)または死亡の複合であった。
結論
非CKD群および軽〜中等度CKD群で外科治療の一次アウトカム(2年間)優位を認めた:(血管内治療との損失日数差)各−127.8日、−63.2日。進行CKD群では差は−16.4日で有意でなかった。
評価
BEST-CLIで示された外科治療の優位性を腎機能別に再評価し、CKD進行に伴い死亡の競合リスクが外科治療の総合的利益を縮小する可能性を示した(MALE低減との関連は維持されたが、進行CKDでは死亡との関連が逆方向となった)。腎機能別解析は事前規定されていなかったものであり、治療選択ガイドラインを直接変更する確定的知見ではない。


