ビッグデータで、がん患者へのPCI後の梗塞・出血リスクを評価
Percutaneous coronary intervention in patients with cancer and readmissions within 90 days for acute myocardial infarction and bleeding in the USA
背景
アメリカではがん患者にも積極的にPCIが行われるが、その帰結は。英Keele UniversityのKwokらは、米Nationwide Readmission Database登録1,933,324名のPCI患者の90日以内再入院率を評価した。
結論
PCI後のAMIによる90日再入院は、非がん患者の5.6%に対し、がん患者ではより高頻度であった(肺がん12.1%、大腸がん10.8%、乳がん7.5%、前立腺がん7.0%、全がん9.1%)。PCI後の出血による90日再入院は、非がん患者の0.6%と比較して、がん患者では大腸がん4.2%、肺がん1.5%、前立腺がん1.4%、乳がん0.6%、全がん1.6%と高かった。AMI再入院までの平均期間は、肺がんで26.7日、大腸がんで30.5日、出血再入院までの平均期間は、大腸がんで38.2日、乳がんで42.7日であった。
評価
指摘されていた関係を、最長期間・最大データで確認した。転移が出血の主要リスク因子であることも確認している。癌患者はDAPTに関し別建ての検討が必要である。


