非LVO脳卒中へのEVTは有害無益:DISCOUNT試験
Mechanical Thrombectomy in Ischemic Stroke With a Medium or Distal Arterial Occlusion: The DISCOUNT Randomized Clinical Trial
背景
非LVO(中位または遠位血管閉塞)による急性虚血性脳卒中(AIS)への血管内治療(EVT)の有効性・安全性は。
フランスSorbonne UniversitéのClarençonら(DISCOUNT)は244名を対象とするRCTで、一次アウトカムを3ヵ月後のmRS 0〜2とし、EVT+薬物療法と薬物療法単独を比較した。
結論
有効性の不足と出血リスクから試験は早期終結された。EVTの一次アウトカム有効性を認めなかった:62% vs. 68%。症候性頭蓋内出血は11% vs. 3%、くも膜下出血は13% vs. 2%とEVT実施例で多く、死亡率は6% vs. 8%で有意差はなかった。
評価
同テーマのESCAPE-MeVO・DISTALの無益結論をさらに強化し、この方向での探求に終止符をうった。非薬物治療の方向性としては、末梢血管に特化した、より小径で低侵襲なマイクロカテーテルや血栓回収デバイスの開発が王道であろう。


