心血管疾患への新規経口NLRP3阻害薬ruvonoflast第2相へ
Anti-Inflammatory Effects of Oral NLRP3 Inhibition With Ruvonoflast Among Individuals at Elevated Cardiovascular Risk
背景
動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)において、NLRP3インフラマソームを介する慢性炎症の制御は重要な課題である。
イギリスImperial College LondonのRayらは、炎症リスクおよびASCVDリスクが高い患者63名を対象に、次世代の経口NLRP3阻害薬ruvonoflastの有効性と安全性を検証する第1b相RCTを行った(対照: プラセボ)。
一次アウトカムは、28日目のhsCRPの変化であった。>
結論
一次アウトカムは、プラセボ群で37.2%であったのに対し、ruvonoflast群では82.2%と有意に低下した。ruvonoflast群では二次アウトカムであるインターロイキン-6(IL-6)およびフィブリノゲンもプラセボ群に比べて有意に低下し、投与終了後7日以内にhsCRPはベースライン付近へ回復した。有害事象による投与中止はruvonoflast群で10%にみられた。
評価
NodTheraの創薬で、開発競争の激しい選択的NLRP3インフラマソーム阻害薬の、心血管疾患への有望性を示した。心血管疾患への抗炎症薬としてはカナキヌマブ(IL-1β抗体)が先行するが、ruvonoflastには経口薬というアドバンテージがある。第2相試験がすでに進行中である。


