PCI後の経口P2Y12阻害薬ではプラスグレルが最も優る:最大の系統レビュー・メタアナリシス
Efficacy and Safety of Prasugrel, Ticagrelor, or Clopidogrel After Percutaneous Coronary Intervention: A Systematic Review and Meta-Analysis
背景
PCI後における経口P2Y12阻害薬(クロピドグレル・チカグレロル・プラスグレル)の比較には、結論が必要である。
アメリカThe Methodist Hospital HoustonのMaqsoodらは、PCI施行患者48,904名を対象とした15RCTデータの系統レビューとメタアナリシスを実施した。
一次アウトカムは、主要心血管イベント(MACE)(有効性)と大出血(安全性)であった。
結論
MACEリスクは、クロピドグレルに比してプラスグレル群が有意に低下し(OR: 0.80)、チカグレロル群では低下しなかった。プラスグレルはチカグレロルに比してMACEリスクが低かった(0.83)。大出血リスクはチカグレロルがクロピドグレルより高かった(1.24)。
評価
すでに複数のメタアナリシスがあるが、この研究は最大規模であり、また これまで主流だった「プラスグレルとチカグレロルは同等」という評価から「プラスグレルが有効性・安全性バランスにおいて最も優る」という評価に転換した点が重要である。この結論がコンセンサスとなるかどうかが注目される。


