CTO安定狭心症患者へのPCIをシャム対照RCTで支持:ORBITA-CTO試験
Randomized, Placebo-Controlled Trial of Chronic Total Occlusion Percutaneous Coronary Intervention in Stable Angina: The ORBITA-CTO Trial
背景
冠動脈慢性完全閉塞(CTO)に対する経皮的冠動脈インターベンション(PCI)には盲検化されたRCTが存在しない。
イギリスEssex Cardiothoracic CentreのDaviesら(ORBITA-CTO)は、単一病変のCTOを伴う安定狭心症患者50名を対象に、CTO-PCIの有効性をプラセボ(シャム手技)処置と比較するRCTを実施した。
一次アウトカムは、狭心症症状スコアであった。
結論
追跡期間6ヵ月で、CTO-PCIの一次アウトカム効果を認めた(OR: 4.38)。PCI群では狭心症発作回数が減少し、プラセボ群よりも狭心症のない日数が30.6日増加した。シアトル狭心症質問票の頻度スコアも10.7点改善した。
評価
聴覚遮断や深い鎮静を用いた徹底的な偽手術(プラセボ)対照デザインを用いた、この主題に関する初めての本格検証である。心理効果(プラセボ効果)を排除してもなお、PCIが明確な症状軽減と狭心症のない日数の獲得(+30.6日)をもたらすことを示した。少数例だが高い有意性水準で明確な差異を示しており、ガイドライン変更につながる重要結果である。


