新生児のBAV有病率は0.77%
Prevalence of Bicuspid Aortic Valve and Associated Aortopathy in Newborns in Copenhagen, Denmark
背景
新生児における大動脈弁二尖弁(BAV)有病率と特性は。デンマークのCopenhagen UniversityのSillesenらは、Copenhagen Baby Heart Studyにおける25,556名のUCGデータを解析した。
結論
有病率は0.77%、男女比は 2.1:1 であった。90.8%はSievers and Schmidtke 1型で、大動脈弁逆流は正常児の11倍多かった。また、BAV児の33.2%に大動脈異常を認めた。
評価
古典的なアメリカ報告では、有病率0.46%・男女比約3倍としていたが、調査対象は1000名規模であった(https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0002870305000207)。規模を大幅に拡大してより精確な数値を示すとともに、胎内での大動脈形成障害との関連が強いことを示唆した。


