2型糖尿病でのインスリン増量回避に経口orforglipronを併用:ACHIEVE-5 試験
Orforglipron Added to Titrated Insulin Glargine in Type 2 Diabetes: The ACHIEVE-5 Randomized Clinical Trial
背景
2型糖尿病(T2DM)治療において持続型インスリンの増量を回避するため、新たな経口薬の併用が期待されている。
イタリアUniversity of Bari Aldo MoroのGiorginoら(ACHIEVE-5)は、インスリングラルギンで血糖コントロール不十分な546名の成人患者を対象に、1日1回投与の経口非ペプチド型GLP-1受容体作動薬orforglipronの有効性・安全性を検証するRCTを実施した。
一次アウトカムは、ベースラインから40週目までのHbA1c平均変化量であった。
結論
Orforglipronの一次アウトカム効果を認めた:12 mgで−1.88% vs. プラセボ−0.79%。また、平均体重変化率は12 mg群(プラセボ群は0.2%)であり、低血糖リスクを増加させることなく、血糖値と体重を低減させた。
評価
4月にFDA承認された注目の経口GLP-1受容体作動薬を、インスリンにアドオン使用する試みで、成功した。特に、インスリン単独で生じやすい体重増加を相殺し、低血糖につながりうるインスリン増量を抑えた点が評価される。一方、治験特有の標準化されたインスリン調整アルゴリズムが実臨床に一般化できない可能性や、40週間という比較的短い試験期間、持続血糖測定(CGM)が導入されていない点などの限界もあり、長期的安全性の確認が必要である。


