次世代GLP-1R/GCGR二重アゴニストmazdutideを高度肥満患者に増量:GLORY-2試験
Treatment With 9-mg Mazdutide for Weight Reduction in Chinese Adults With Obesity: The GLORY-2 Randomized Clinical Trial
背景
中国では肥満が深刻な公衆衛生問題となっており、特にBMI 30以上の層における治療選択肢が求められている。
中国Peking UniversityののJiら(GLORY-2)は、同国27施設においてBMI 30以上の成人461名を対象に、週1回投与のGLP-1/グルカゴン受容体デュアルアゴニストmazdutide 9 mgの有効性・安全性を検証するRCTを実施した(対照:プラセボ)。
一次アウトカムは、ベースラインからの体重変化率および60週時点における5%以上の体重減少であった。
結論
Mazdutideの一次アウトカム効果を認めた:体重減少16.65% vs. 1.50%。5%以上の体重減少を達成した割合は実薬群で84.3%、プラセボ群で33.1%であった。主な有害事象は嘔吐・悪心・下痢で、頻度は高かったが、多くは軽〜中等度であった。
評価
同薬はEli Lillyが開発して中国Innovent Biologicsに独占ライセンスしたもので、すでに中国では承認されている。GLORY-2は、既承認6 mgを超える9 mg用量の、BMI 30以上の中国人への長期有効性・安全性を検証したもので、成功した。この用量の中国での承認は確実だが、嘔吐の発生率は高頻度である。


