一番忍容性の高い降圧薬治療はARB+CCB:ネットワークメタアナリシス
Adverse Effects and Treatment Discontinuation of Blood Pressure-Lowering Drugs and Combinations: A Network Meta-Analysis
背景
降圧薬主要5クラスの単剤および併用療法における忍容性の差は。
オーストラリアUniversity of New South WalesのWangらは、4〜26週間の追跡期間を条件として選定された二重盲検RCT 716試験(計159,362名)のデータを対象に、有害事象(AE)による治療中止リスクを比較するネットワークメタアナリシスを実施した。
結論
プラセボと比較し、CCB単剤やACE阻害薬+CCB、β遮断薬+チアジド系利尿薬では副作用による治療中止が有意に増加した。一方、ARBsを含むレジメンは中止リスクが低く、ARBs単剤(オッズ比[OR]: 0.73)およびARBs+CCB(OR: 0.61)ではプラセボより有意に治療中止が少なかった。すべてのレジメンでめまいが有意に増加したが、CCBを除くすべてで頭痛が有意に減少した。
評価
類似研究が多数存在するが、対象患者数15万人は最大とみられる。「単剤より配合剤(特にARB+CCB)を」というここでの結論は、先行研究と整合するもので、今後も主流を形成することになる。ただし、本結果は平均8.6週間の短期試験に基づくもので、実臨床とは離れている。


