健康のために毎日炭酸水を?
Randomized trial of carbonated water consumption on snacking behavior, alcohol intake, and health indices in healthy Japanese adults
背景
肥満に伴う生活習慣病の予防において食習慣の改善は重要な主題だが、炭酸水飲用が食習慣行動や客観的健康指標に及ぼす影響は。
日本Asahi Soft Drinks(アサヒ飲料株式会社)のHashimotoらは、20〜64歳の日本人健康成人46名を対象に、炭酸水(1日500 g)または非炭酸水を12ヵ月間毎日摂取させるRCTを実施し、間食頻度や飲酒量、健康指標への影響を検証した。
結論
炭酸水群は非炭酸水群に比べ、12ヵ月時点で間食頻度が週1.49回、飲酒量が週24.44 g減少し、体重が0.72kg、BMIが0.26kg/m2、血中AST値が4.05U/L、血中ALT値が9.47U/L減少した。
評価
炭酸水は、満腹感の促進や喉ごしによるビールやハイボールの置換で節食・節酒効果がある等と言われてきたが、飲用水を対照とする1年間のRCTで、初めて一定の客観効果のエビデンスを提出した。単一企業による小規模オープンラベル試験であり、因子未調整の探索的解析である。炭酸飲料には未だ有害事象は認められておらず、面白い簡便な代替戦略として期待される。より大規模な確定研究による検証が待たれる。


