アグレッシブ脂質低下療法が血行再建術と「結婚」?
Effect of Evolocumab on Complex Coronary Disease Requiring Revascularization
背景
FOURIERは、動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)に対するエボロクマブ有効性を示した。Harvard Medical SchoolのOyamaらは、同試験の二次分析により、エボロクマブの同患者への血行再建術諸リスクへの効果を検討した(n=1,724)。複雑血行再建術の定義は、多血管・最低3ステント・最低3病変・分岐部PCIおよび/またはステント全長60 mm超、またはCABGである。
結論
1,724名が冠動脈血行再建術を受け、うち複雑血行再建術が37%であった。エボロクマブは、安定ASCVDの患者において以下のリスクを軽減した:血行再建術(HR:0.78)、単純PC(HR:0.78)、複雑PCI(HR:0.67)、CABG(HR:0.76)、複雑な血行再建術(HR:0.71)。複雑血行再建術のリスク低減規模は、時間経過とともに増加した(1年目20%、2年目以降41%)。
評価
めざましい結果であり、JACC Editorialは、「ついに積極的脂質低下管理と血行再建術が結婚した可能性がある」としている。大規模前向RCTを正当化する後向解析報告である。


