持続性心房細動の初回治療はパルスフィールドアブレーション:AVANT GUARD試験
Pulsed Field Ablation as Initial Therapy for Persistent Atrial Fibrillation
背景
持続性心房細動の初回治療としてのパルスフィールドアブレーション(PFA)と従来の薬物療法との比較は。
アメリカCleveland ClinicのWazniら(AVANT GUARD)は、同未治療患者310名をPentaSplineカテーテルによるPFA群と抗不整脈薬療法群に割り付けるRCTを行った。
すべての患者に植込み型心臓モニタ(ICM)が装着された。一次有効性エンドポイントは、12ヵ月までの治療成功(不整脈の非再発率等)、一次安全性エンドポイントは、機器および処置に関連する重篤有害事象であった。
結論
PFAの一次有効性エンドポイント優位を認めた:56% vs. 30%(HR 0.46)。ICM評価では、AF負担度(不整脈が生じている時間の割合)の平均差もPFA群で6.5%低減した。安全性エンドポイントは、PFA群5.1%であり、事前設定基準を達成した。
評価
試験初期に6件脳卒中が発生して一時中断されたが、最終的には有効・安全という結論を報告した。初期事例の原因は、基礎疾患リスク(CHA2DS2-VAScスコア)の高さと周術期の抗凝固管理の甘さであった、という。ガイドライン変更へのインパクトをもちうる結果だが、長期予後や他社のデバイス(この試験はBoston ScientificのFarapulse)への一般化可能性については、さらなる検証が必要である。


